LINKでブランチした後は旧市街へ。
なんだかすごい人だかり。
その辺の人に聞いてみると、今日はイースターの最後の土曜日”Big Saturday”と呼ばれる日
だそうで、旧市街の門が全て閉ざされており、観光客が入ることができなくなっていました。
旧市街の教会にお祈りに行く人たちも手にたくさんのろうそくを持ったまま、何時間も
門が開くのを待っているのだそう。
私も30分くらい待ってみましたが、いっこうに開く気配がないので、諦めることに。
電車もバスも動いていないので、歩いてイスラエル博物館へ。
グーグルマップを頼りに歩くこと1時間半。
博物館の近くまで来ているのに入口に繋がる道がわからずうろうろしていると、近くのマンションの
ベランダにいた犬に吠えられ、飼い主の女性がどうしたの?と出てきてくれました。
道がわからないというと、最初は口で説明してくれたのですが、私のひどい靴擦れを見て
車で乗せて行ってくれることに。
車では5分ほどでしたが、歩くとまだ30分くらいかかりそうだったので、本当に助かりました。
イスラエル博物館に到着するも、閉館まであと1時間
どうしても見たいものが一つだけあったので、そこを目指して歩きます
見えてきた!
Shrine of the Book
Dead Sea Scrolls(死海文書)が展示されている建物
この建物の形は、当時死海文書が入っていた壺の形に似せて作ったのだそう
死海文書とは今から60年ほど前に死海付近で発見された2000年以上前の世界最古の
ヘブライ語で書かれた聖書のこと。
中は撮影禁止だったので、こちらのサイトからお写真をおかりしました。
Source: AllaboutJerusalem
入口はいってすぐ
両サイドに2000~4000年前のサンダルなどが展示されています。
そして奥の部屋に、世界最古の旧約聖書が展示されています。
2000年以上も時がたっているのに、ものによってはとても鮮明に文字が残っています。
閉館ぎりぎりまでずっと眺めていました。
キリストが誕生する前の旧約聖書の写本の現物を見ることができるなんて。
大学の宗教学の授業で死海文書の話しを聞いてから、どうしても自分の目で
見てみたかったので、これで夢がひとつ叶いました。
さて、ここからどうやってホテルまで戻ろうかと思っていると、Shrine of the Bookの
出口のドアがロックされて開かない・・・
ちょうど出ようとしていたカップルと一緒にドアをがちゃがちゃやってみたのですが
開かないので、カップルの男の子のほうが係りの人を呼んできてくれて、
無事ドアを開けてもらいました。
どこから来たの?とカップルに聞かれ、日本からよ、と答えると、男の子のお母さんが
大の日本好きとのこと。
二人はエルサレムに住んでいて、今日は休みですることがなかったので、久しぶりに
博物館に来てみたとのことで、車があるからホテルまで送ってあげるよ、と言われ
お願いしました。
女の子はアゼルバイジャン出身エルサレム育ち、男の子のほうはエルサレムで育った
アメリカ人。
ふたりともたくさん旅をしていて、インドが大好き。
車中ではインドの話しで盛り上がり、途中でカフェに行って2時間おしゃべり。
それでも足りず、一緒に夜ご飯を食べに行くことに。
インドで知り合った人たちもいまだに連絡を取り合っていて、東京にいる人たちとは
よく会っているし、こうやって新たに知り合った人たちともインドが好きという共通点で
すごく仲良くなれて、なんだか私はインドに縁があるんだなぁと感じます。